診療看護師になる流れと求められるスキルについて考える

看護師の中には専門分野を極めた診療看護師という働き方もあります。診療看護師になるためにはNP資格認定試験を受験して合格することが条件となりますが、希望をすれば誰でも受けられるわけではありません。正規の看護師として最低5年以上の実務経験を積んだ後、医療機関が指定する大学院へ進学をする必要があります。
NP教育課程のある大学院は北海道から九州までいくつか点在しているので住んでいる地域で通いやすさが変わることはありません。進学後2年間専門分野の知識と技術を身に付けて修士課程を取得して初めて受験資格を得ることができます。
診療看護師は国家資格に分類されるので難関というイメージを持たれがちですが合格率は90%以上と高めです。無事に試験に合格をして国立病院機構で認定を受けると現場で仕事ができるようになります。
診療看護師として活躍していくには通常の看護スキルとは別にアセスメント、マネジメントといった能力も必要です。医師と看護師の懸け橋というポジションを担う診療看護師はコミュニケーション力も備えていなくてはいけません。医療現場では仕事に対する取り組み方や患者への接し方などで医師と看護師の意見が対立するケースは多くあります。意見の対立が続けば治療を受ける患者にも負担が掛かるので速やかに問題を解決しなくてはいけません。
そのほか、新人看護師に技術や心構えを指導する管理職としての業務を任されるなど、幅広く活躍できるのが魅力です。
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